ロンドンで家を買う、そして引っ越し。そしていきなりびっくり。

引っ越しました。二十歳から続いた賃貸生活とさよならです。四十代で初の家購入。二十年ローン。今まで家賃に消えていった金額を思うと、胸騒ぎがします。

 

風光明媚で環境抜群のHenley-On-Thames (Oxfordshire)から何でも高いLondonへ。娘がボーディングスクールに通うようになって、毎日の送迎が必要なくなったのと、トラブルばかりの電車通勤が限界に達してしまったことが理由です。

 

物件を探し始めてから実際に移り住むまで一年かかりました。弁護士さんとのやりとりや、住宅ローンの組み方、保険、おかげでとっても詳しくなりました。

 

日本(シンガポールもある意味同じ)と違って、イギリス、とくにロンドンでは新築の物件には滅多にお目にかかりません。そして、古い物件の方が趣があるという理由で人気もあります。将来の市場価値を考えても古い物件は値が下がりにくい、ということで、我々が選んだ物件は築180年。

 

当然ですが、初日から、プチがっかりの連発です。でも、古い物件はそういうもの、と諦めてなるべく良い面だけを見るようにしています。この点はパリ生活でついた免疫のおかげ

 

でも、今朝、初シャワーで恐怖の体験をしました。お湯の出が悪いのはイギリス国内津々浦々仕方ないとして、流れも悪いのです。おかしいな、入居前にプロのお掃除屋さんに入ってもらったのにな、と思いながら排水口を見ると、、、毛がつまっていました。仕事が雑だなあ、と思いながら、つまった毛を取り除こうとしたら、途切れることなく出てくるのです。ただごとでは無い、と急遽戦闘態勢に入りました。ゴム手袋、シュッポン(ラバーカップ)を取ってきて、何回かシュッポンシュッポンしていたら、体積にしてバレーボール一個分ぐらいの毛が出てきました。金髪あり、茶髪あり、、これは一体何年分の毛だ⁇もしかしたら、自分は180年前の住人の毛髪と対峙しているのではないか⁇などと想いを馳せてしまいました。

 

毛髪の写真はとっても気持ち悪いので、寝室からの写真にします。正午に撮影してこの暗さ。

 

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