イギリスのボーディングスクール。次の学校の受験準備。

土曜日に、娘の将来の学校の候補の一つ(あくまでも候補)の見学に行ってきた。(日本でいうところの中高一貫的な学校)

 

第一志望の学校見学に引き続き二校目の見学である。この学校は、知り合いで卒業生がいたり、友人の息子さんたちが通っていたりするということで(しかも、満足度がとても高い)半ば興味本位で見学を申し込んだ。

 

将来の学校見学をする際は、まずは親だけで、親が納得したら改めて子供を連れて再度見学、というのが一般的だ。なので、今回も私と夫の二人で参加した。

 

遠い。ロンドンの自宅から車で二時間弱。それだけで萎えた。もし娘が入学したら、毎月数回、往復四時間かけて送り迎えをしなくてはならない。電車も便利らしいが、最初の数年は一人で電車なんて無理だろう。

 

やっとのことで学校に辿り着くと、女生徒二人が出迎えてくれた。「制服が素敵!」(本当にくだらないと思いつつ、五年間ほぼ毎日着なくてはならないのだから、、大切。)娘から事前に制服をチェックするように念押しされていたのが、制服はクリア。

説明会が始まるまで、ちょっとした朝食のブッフェで、コーヒー(美味しい!前の学校よりも断然美味しい)とペイストリーをいただいた。(これも美味しい!)

 

校長先生(女性で、とても好印象)と教頭先生(男性、これまた好印象)の話が終わると、学内施設及び、ボーデイングハウスの見学だ。ボーデイングハウスのツアーには二人の女生徒が、学内施設は、二人の女生徒に男子生徒が一人加わった。

 

ボーデイングハウスの見学、個室、相部屋、勉強のための部屋、図書室、団欒のための部屋、などを見て回ったのだが、簡単に言うと、全く好きになれなかった。一校目とは全く違う。ただ、これは主観であって、単純に私の娘がこのボーデイングハウスで楽しい時間を過ごしているところが想像できなかった。夫がどう感じているか気になったが、ポーカーフェイスの夫からは、何も読み取れず。

 

続いて、学内施設の見学。

施設全般に関して言えば、こちらの学校の方が恵まれている。

スポーツセンター、サイエンスセンター、そしてDTセンターには度肝を抜かれた。大学並の施設。高い学費を徴収するだけのことはある。でも、もし、スポーツにあまり興味がなく、理系でもなかったら(まさにうちの娘なのだが)、、、と感じた。

 

学内見学にたっぷり二時間かけた後は、質疑応答、とブッフェ式の昼食だった。(昼食は大したことなかった。)

 

昼食後、あまりにボーデイングハウスの印象が悪かったので、別のボーデイングハウスを見学させてもらうことにした。結果として印象は変わらず。

 

全ての工程を終え、帰途に着く。車に乗り込んだ途端に夫が「無いわー」と言った。理由は、私が「無いわー」と思った理由をほぼ同じ。

 

職種も違う、性格も違う、しょっちゅう喧嘩ばかりの我々だが、たまには同じことを考えるもんだ。 ということで、娘を連れて、この学校を最後見学することは無い。