イギリスのボーデイングスクール 中学高校(?)受験

イギリスの教育制度は複雑だ。日本のように、公立私立を問わず、小学校、中学校、高等学校、大学とシンプルに四つに分かれているわけではない。だいたい、6-7歳から11-12歳の子供が通う、日本でいう小学校みたいなものも、公立と私立で呼び方が違う。当然のことながら、中学も高校も色々な種類がある。

 

私の娘はイギリス式の四年生の始まり(日本でいうと三年生の二学期)からボーデイングスクールに通っている。今は五年生の二学期(日本でいうと四年生の三学期)だから、入学して約一年半が経過したことになる。

 

四年生が終わる頃に、父母会(Future School Forum)があって、将来の学校を選ぶ際のポイント、受験に向けての準備などの説明を受けた。そして五年生が始まって間もなく、いわゆる進路担当の先生と面接(先生と親だけ)があった。

 

まず、将来の学校(Senior Schoolと呼ばれる中高一貫みたいなもの)について、具体的に考えている学校はあるか、と聞かれた。実際に考えていた学校は我々夫婦の場合、一校だけだったのでそう伝えたところ、先生からは、娘の成績、性格、学校での生活ぶりなどを全体的に考慮すると悪くない選択肢だと言われた。その上で、さらに四校おすすめの学校をリストにしてもらった。

次のステップとしては、まずは親だけで学校を見に行くように、そして、気に入ったら娘を連れて再度訪問すれば良いとのこと。

 

今の学校に入学してまだ一年ちょっとしか経っていないのに、もう、次の学校のことか、、、うんざりしたが、実際の入学試験は早い所では来年早々(つまり日本でいう小学五年生)に始まるので、仕方ないか。

 

進路説明会で興味深かったのは、子供にとっての学校を選ぶ際、男女共学か女子校/男子校かという選択肢は、優先順位を一番下にするべきだ、ということだった。「うちの子供はXXXな性格だから女子校がいい(またはその逆)」というのは、往々にして当たらない、それよりも、もっと大切な他の部分での学校の特性を見極める方が良いとのことだった。