イギリスのボーディングスクール 二年目の始まり。

娘をボーディングスクールまで送って行きました。

 

今年の夏休みは、盛りだくさんで、娘にとっては楽しいことだけではなく、悲しいことや辛いこともあったので、少し前から寮生活に戻ることの良し悪しについて考えていました。本当は一緒にいてあげた方が良いのではないかという考えと、実家の混乱から距離を置いて寮生活に戻った方が良いに違いない、という考えが、毎日交互に浮かんできていました。

夏休みの終わる三日ほど前に、娘本人から、もう少し家にいたい、と言われた時は「やっぱり、、」と不安が倍増しました。

 

それでも、新学期に必要な準備を粛々と。(話が脇道に逸れますが、ボーディングスクールに通っていると、文字どおり全ての持ち物に名前をつけなくてはなりません。衣料は、下着、制服の靴下、タイツ、ネクタイ全てにいわゆる「ネームタグ」を縫い付けなくてはならないのです。一日で終わらせようとすると、肩凝りと偏頭痛が襲ってくるので、私の場合は、一日に一時間ずつ三日かけてやりました。)

 

そしていよいよ当日、夫と私、そして今年は夫の母も一緒にオックスフォードまで娘を送って行きました。道中、あれだけ「ちゃんと爪を切るように」言ってたにも関わらず、爪を切ってなかったことが発覚したり、水筒を忘れたことに気付いたり、もう声を荒げたくなるようなことばかり、でも、この状態で娘を送り届けたら私が後悔する、と思って我慢。

 

学校まであと五分ぐらいのところに来た時はしんみりとなってしまって、私に至っては、「もっと良い思い出を作る手伝いができたのではないか、」と後悔先に立たず状態となり、、、

 

到着して、寮のドアが開いた途端、自分の部屋に走って行き、嬉々として友達とはしゃぎながら荷ほどきを始めました。しかも、新入生で寂しそうにしているルームメイトの面倒を見てあげている!ホッとすると同時に、そんなに楽しいの!と複雑な気分に。(苦笑)