イギリスのボーディングスクール 最初の一年終了!

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あっという間に一年が過ぎました。

娘にとっても私にとっても充実した一年でした。

 

イギリスの学校には始業式もなければ終業式もありません。

一年の最終日は運動会で締めくくりです。

この運動会は三日間ぶっ通しで行われますが、通常、親御さんたちは、最終日(土曜日)だけ参加します。全ての種目の決勝も最終日にあります。

 

日本と似ているところ、それは朝早くから気合を入れて場所をとり、熱心に観戦する親御さんの存在。日本と違うところ、(といっても最近の日本の運動会事情をわかっているわけではないのです。)シャンパンやらワインやらアルコール類を(大量に)持ち込んでいるところ。私も娘の友達のご両親が経営するワイナリー(!)のワインをいただきました。朝の八時半から飲んでしまった。でも、おいしかった。

上の写真では、気合入り組の立派なテントが見えます。

 

我が家は、おにぎり、茹でたとうもろこし、ミニトマト、鶏肉のから揚げ、フルーツ、と手抜きだけど、日本っぽい感じで臨みました。イギリス人は周りが何を食べていようが全く気にしません。全てスーパーで購入したものだろうが、高級ケータリングだろうが。なので、我が家も私のできる範囲で無理せず準備できたのが良かったです。

 

一点だけ、ボーディングスクールだから仕方ないよな、、と思ったこと。生徒の中には親御さんが海外在住というケースも多いのです。それでも最終日に合わせてイギリスにやって来る親御さんがかなりいます。ただ、中にはどうしても無理、という場合もあり、その場合は、Guardiansというあらかじめ指名された「後見人」的な存在の人が、親御さんの代わりに運動会の見学にやってきます。Guardiansはお祖父ちゃんお婆ちゃんの場合もあれば、信頼できる友人の場合もあります。ただそれは、イギリス人の生徒、つまり実家がイギリスにあるということ。外国人の生徒で親戚がイギリス国内にいない場合は、「後見人サービス」を利用します。

 

娘のボーディングハウスのお友達が、なんとなく寂しそうだったのでどうしたのか聞いてみたところ、ご両親がニュージーランド在住でどうしても来られないので、Guardiansが来た、とのこと。そしてそのGuardiansは赤の他人。

 

少し迷いましたが、我が家の「ビニールシート」に誘って、おにぎりを分けてあげたら、笑顔が戻ってきたので良かったです。

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さて、二ヶ月の長い長い夏休み。どう乗り切るか。。。