You Say You Want a Revolution ? Records and Rebels @ V&A
年の瀬に、今年の個人的ベスト展覧会が入れ替わってしまいました。(今日までは、Ashmolean Museumで夏にやっていた古代エーゲ海域の展覧会でした。)
とにかく面白かった。さすがV&A、と唸らせる展覧会です。
1966年から1970年の4年間がこんなに凝縮されていたとは。火傷しそうに熱い。
世界は変わらなくてはいけない、自分たちの手で世界を変えようという情熱が音楽、ファション、文学、社会運動という形をとって届けられた4年間。達成の度合いはそんなに重要でなくて、とにかく、行動、表現することが重要であった4年間。
個人的に心に残っているのは、1966年の時点で、将来やってくる大量消費社会、マテリアリズムについての警鐘が既に鳴らされていたということ。50年経った2016年、本当にそうなってしまった。仕方ないのか、もしかしたらどこかの時点で軌道修正できたんじゃないか、そんなことを思いながら、会場を出たら、展覧会グッズのポップアップストアがすごいことになっていて、物欲を刺激されまくってしまった。(何も買わなかった自分を褒めたい。)
来場者は、ヘッドホンを着用し、当時の音楽を聴きながら展覧会に参加します。選曲は最高です。
来場者の平均年齢がとても高いのも気に入りました。ほぼ全員が私より年上でしたが、8歳の娘もカルチャーショックを受けながら楽しんでいました。