両親の訪英。

遊びに来ていた両親が二週間の滞在を終えて東京に帰りました。

両親にとっては初めての英国。私だけでなく、夫も娘も結構気合を入れて楽しんでもらおうと思っていたのですが。。。

 

父親のロンドンの感想は、思っていた以上に汚い、寒い、人が多すぎる。。。え、なんか随分否定的だなあ。

それに反して母親は割と気に入ったようでした。でも、夫の実家のヨークシャーがロンドンとは比べものにならないぐらい気に入った模様。

 

私はロンドンが大好きなので、まるで、誇らしげに彼氏を両親に紹介したら、全然気に入ってもらえなかった時のような気持ちになりました。

 

まあ、人それぞれですからね。

 

 

 

 

夏が終わった気がする。

今日は七月二十六日。夏真っ盛り、のはずが朝から雨。そして気温は午後四時の時点で摂氏十六度。

週末から両親が遊びに来ていますが、寒い寒いと文句ばかり。だから、ウールのジャンパーとかジャケットとかちゃんと持ってくるように言ったのに。

イギリスに転勤になって三年目に突入、最近思うのは、イギリスの夏は六月かな。

 

さすがに今日は、寒さに強いイギリス人も長袖。と思ったら、オフィスをシェアしている同僚が、ノースリーブで登場した。ツワモノ。

 

イギリスのボーディングスクール 最初の一年終了!

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あっという間に一年が過ぎました。

娘にとっても私にとっても充実した一年でした。

 

イギリスの学校には始業式もなければ終業式もありません。

一年の最終日は運動会で締めくくりです。

この運動会は三日間ぶっ通しで行われますが、通常、親御さんたちは、最終日(土曜日)だけ参加します。全ての種目の決勝も最終日にあります。

 

日本と似ているところ、それは朝早くから気合を入れて場所をとり、熱心に観戦する親御さんの存在。日本と違うところ、(といっても最近の日本の運動会事情をわかっているわけではないのです。)シャンパンやらワインやらアルコール類を(大量に)持ち込んでいるところ。私も娘の友達のご両親が経営するワイナリー(!)のワインをいただきました。朝の八時半から飲んでしまった。でも、おいしかった。

上の写真では、気合入り組の立派なテントが見えます。

 

我が家は、おにぎり、茹でたとうもろこし、ミニトマト、鶏肉のから揚げ、フルーツ、と手抜きだけど、日本っぽい感じで臨みました。イギリス人は周りが何を食べていようが全く気にしません。全てスーパーで購入したものだろうが、高級ケータリングだろうが。なので、我が家も私のできる範囲で無理せず準備できたのが良かったです。

 

一点だけ、ボーディングスクールだから仕方ないよな、、と思ったこと。生徒の中には親御さんが海外在住というケースも多いのです。それでも最終日に合わせてイギリスにやって来る親御さんがかなりいます。ただ、中にはどうしても無理、という場合もあり、その場合は、Guardiansというあらかじめ指名された「後見人」的な存在の人が、親御さんの代わりに運動会の見学にやってきます。Guardiansはお祖父ちゃんお婆ちゃんの場合もあれば、信頼できる友人の場合もあります。ただそれは、イギリス人の生徒、つまり実家がイギリスにあるということ。外国人の生徒で親戚がイギリス国内にいない場合は、「後見人サービス」を利用します。

 

娘のボーディングハウスのお友達が、なんとなく寂しそうだったのでどうしたのか聞いてみたところ、ご両親がニュージーランド在住でどうしても来られないので、Guardiansが来た、とのこと。そしてそのGuardiansは赤の他人。

 

少し迷いましたが、我が家の「ビニールシート」に誘って、おにぎりを分けてあげたら、笑顔が戻ってきたので良かったです。

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さて、二ヶ月の長い長い夏休み。どう乗り切るか。。。

 

お弁当 こどものためではなく。。。

出張で頻繁に帰国しているとはいうものの、日本を離れて七年になろうとしているので、最近の日本のビジネスマン、ビジネスウーマンのお昼ご飯事情には疎いのですが。。。

 

ロンドンオフィスに異動になって毎日楽しませてもらっているのが、同僚たちのクリエイティビティ溢れるお弁当です。

 

なんの変哲も無い平凡なサンドイッチでも結構高いし、千円でランチセットなんて夢のような話だし。そして、自分でランチを持ってきた方が美味しいし健康的だし、ということで、お弁当派がとても多いのです。

 

ただし、一言でお弁当といってもバラエティに溢れており、中にはお弁当とは言えないものも。いくつか紹介したいと思います。

 

よくあるのは、前日の夕食の残りをお弁当箱(といっても日本のように素敵なお弁当箱ではなく、ただのタッパーです。)に詰めてくるもの。私もこのパターンが多いです。前日に少しだけ多めに作り、翌日のお昼に持っていきます。若い男性の同僚のタッパーは、「それを一人で食べるのか?」とツッコミを入れたくなるぐらい大きいです。A4サイズのタッパーに、パスタがぎっしり詰まっているのを見たこともあります。

 

次によくあるのは、野菜を丸ごと買ってきて、いきなりオフィスでサラダを作るパターン。マイドレッシングはデスクに常備しています。ツワモノはオリーブオイル、ビネガー、塩、胡椒、レモンジュースなどを常備していて、自分でドレッシングを作っています。ダイエット中の同僚なんかは、月曜の朝に一週間分の野菜を買い、社員用の冷蔵庫に保管して毎日少しずつ消費しています。どうやって野菜をカットしているか?すごいですよ。社員用のカフェに置いてあるプラスティックのナイフで切ってます。同じような感じで、一週間分のパン、ハム、野菜を買ってきて、毎日ひたすら自分でサンドイッチを作る人もかなりいます。男性に多いです。社員用の冷蔵庫の中は、マイバター、マイマスタード、マイソース、、、すごいことになっています。

 

最後に今までに一番驚いたランチを。朝、出社したら、乾燥わかめと乾燥椎茸が水に浸してありました。(この時点では誰がやっているのか知りませんでした。日本人はオフィスで私一人なので、ずいぶん珍しいなと思ったのです。)

お昼の時間になって、びっくりしました。備え付けの電子レンジで米麺を茹で、市販のボトル入りのスープの素を足し、水に戻したわかめと椎茸を足し、最後に前の日の残りものの焼肉みたいなものを足し、焼き海苔を浮かべ。。。嬉しそうに食べていました。彼とは直接仕事をしていないのですが、同僚に聞いたところ日本大好きだそうです。

 

写真は、オフィスの「ミニキッチン」です。電子レンジ、電子レンジ可のお皿、ボウル、そして冷蔵庫です。

 

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イギリスのボーディングスクール 大したことじゃないかもしれないけれど

昨年の九月に始まった娘のボーディングスクール生活、あと二週間ちょっとで学年末を迎えます。

 

娘はとても楽しそうにしているし、総合的に見て、正しい選択だと思っているのですが、それでも時折、疑問符が頭をよぎることがあります。そのうちの幾つかを。。

 

ボーディングスクールでの生活が始まってから、確実に体重が増えています。

娘の通う学校は、他に比べて、食事にこだわっているし、毎日午前十時と午後三時のいわゆるオヤツの時間も、フルーツが中心なのでそんなに心配していなかったのですが。。。和食中心の食生活からイギリス式食生活に変わったことが原因か、好きなものを好きなだけお代わりできることが原因か、はっきりしたことはわからないのですが、親の目から見て、帰ってくるたびにポッチャリ度が増しています。

ただ、多感な年頃のおんなのこに体重の話をするのは想像以上にインパクトが大きいので、本人には何も言わずに様子を見ているのが現実。夏休みを機会に和食に戻そうと目論んでいます。

 

変なイボが。。。足の裏に。

英語ではVerrucaというらしいです。そしておそらく、ボーディングハウスのシャワールームで拾ったのでは、とのこと。ああ、家にいたら絶対こんなことないのにな、と軽くショックでした。それに追い打ちをかけるように、なんと、そのイボにビニールテープを貼って帰宅しました。ビニールテープって直接肌に貼っても良いの?娘によると、この種類のイボは空気に触れさせないことが一番でそのためにビニールテープなんだそうです。薬もつけずにひたすらビニールテープ。イボが発生して一ヶ月以上経ちますが、消える気配はありません。

こちらも、夏休み中になんとかしたいと計画しています。

 

まだまだあるので、私の中ではこの二つが今年の二大心配事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イギリスの儚い夏

暑いです。現在の気温は摂氏33度。天気予報によると夜の8時ぐらいまで気温は下がらないようです。

オフィスでも路上でも皆浮かれてます。短いイギリスの夏、来週になれば、また最高気温が20度台前半に戻ってしまう。今のうちに思い切り太陽の光を浴びよう、あわよくば日焼けもしたい、ということで同僚からランチタイムに近くの公園で日光浴に行こうと誘われました。

 

想像はしていたけれど、公園の芝生は、日本の夏の江ノ島海岸のように混雑していました。驚いたのは、水着で日光浴している人の多いこと。わざわざ水着を携帯しているんですね。

私はさすがに水着にはなりませんでした。しかも、乾燥しているからか日差しが結構キツくて早々と退散してしまいした。

 

これだけ、有難がってもらえると、太陽も嬉しいでしょうね。

写真は、先週日曜に娘をボーディングスクールに送り届ける途中に立ち寄った「宮殿」のお庭です。この日も31度と暑かったですが、緑と青と白のバランスがとても爽やかでした。

 

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ロンドンで働く

ロンドンに赴任して一年半が経ちました。

 

私の勤務先は、英国企業だし、シンガポールオフィスから異動になっているので、日本企業から駐在で来られている方々とは状況が全く違うと思います(しかも、オフィスには私以外に日本人はゼロです)。参考にならないかもしれませんが、ロンドンで働くようになって気づいたことを書きたいとおもいます。

 

その一。

イギリス人は外国人と働くことに慣れている。東京、ニューヨーク、シンガポール、パリで働いた経験をベースにしていますが、個人的にイギリス人、とくにロンドンの人はとても外国人慣れしていると思います。大英帝国時代に地球のあちこちを植民地化した経験が根付いているのか、それとも、EUのおかげで、ヨーローッパ各地から英語を母国語としない外国人がウジャウジャいるからなのか。外国人だという理由で悔しい思いをしたことはないです。私自身も外国人として働いている、と意識することは殆どありません。とにかく、仕事をちゃんとして、結果さえ出せば、フェアに接してくれます。

 

その二。

でも、心を開いてもらうのはそんなに簡単じゃない。仕事上ではとてもフェアに接してくれる彼らですが、警戒心が強い人が多いです。(まあ、私が不思議な東洋人だというのもあるでしょうが。)深い信頼関係、友情を築くには双方それなりに歩み寄る意志が必要だと感じます。双方、つまり自分からも心を開く必要があります。そして次にも述べますが、警戒心をソフトにカバーするのにユーモアがとても役に立っています。

 

その三。

ユーモアのセンスがあること、面白いことがこれほど重要視されるカルチャーを私は知りません。そして、ユーモアの大切さを日々実感しています。場が凍るようなことが起こった時、失敗してしまった時、気まずくなってしまったとき、捻りのきいたジョークをかますと、一気に緊張がゆるみます。さらに、相手に対して警戒心を抱いていたとしても、ユーモアのセンスがあれば、殺伐とした状況にはなりません。

 

その四。

慌てない。パニクらない。これは、もう本当に学ばないといけません。本当にパニクってないのか、それとも、うまく隠しているのか、人それぞれだと思いますが、普通だったら慌てふためいて、場合によっては声を荒げてしまうような状況でも、悠然と構えています。ジョークをかますことさえあります。いちど、同僚に聞いたのです。「よく、あんな状況でパニックにならずにいられるね」と。返事は「だってみっともないじゃん。ジェントルマンらしくない。」そうですね、はいごもっとも。

 

その五。

当たり前すぎて書いて良いのかも分かりませんが、書いてしまいます。帰国子女でもない、若い時にイギリスで教育を受けたわけでもないのですから、絶対越えられない言語的限界があります。イギリス人のように気の利いたジョークをさらりと言えるようになるには、おそらくあと三年はかかるでしょう。イギリス人のように、香しい文章が書けるようになるには、五年じゃ済まないでしょう。ましてや、どこかのパブリックスクール卒業生のようなアクセントを身につけるなんて一生無理でしょう。でも、仕方ないです。日本で生まれて育ったから。日本人なりのジョーク、英語の教科書が透けてみえるような文章、変なアクセント、そんな中で、毎日、面白い言い回し、洒落た文章、少しずつ身につけていくしかありません。そして、自分の考えを伝えるための努力は惜しまないこと。逃げない、誤魔化さないことが、職場では本当に大切だと思っています。